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2016.06.29に公開
渋谷駅の定番待ち合わせスポットの「ハチ公像」。
映画やアニメの影響もあり、多くの外国人観光客の観光スポットともなっています。
ハチ公像のモデルとなっている忠犬ハチ公は、
1924年に大学教授の上野英三郎さんが飼っていた秋田犬です。
上野さんは自宅から渋谷駅までハチと一緒に出勤し、
夕方には再び渋谷駅でハチと出会い一緒に自宅へと帰っていました。
しかし翌年の1925年5月、上野さんは急死してしまいました。
それでもハチは毎日渋谷駅で上野さんの帰りを待ち続けました。
一方待ち続けるハチは、通行人や商売人からしばしば虐待を受けたり、
子どものいたずらの対象となっていました。
そして、日本犬保存会初代会長・斎藤弘吉さんが1932年、
渋谷駅前で邪険に扱われているハチを哀れみ、ハチの事を新聞に寄稿。
その姿が新聞に掲載され、以来「忠犬ハチ公」として注目を集めるようになりました。
1934年には渋谷駅にハチ公像が設置され、その除幕式にはハチ自身も参加しました。
ハチは上野さんの死後約10年間も待ち続け、1935年に息を引き取りました。
もし渋谷駅前で待ち合わせをする時には、上野さんを待ち続けたハチのことを思い出してみてください
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2016-06-01 18:37:07